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THE ドナルド・トランプ

トランプ大統領の就任演説より 「アメリカを、再び偉大にする―」

トランプが「一つの中国」を支持。揺れる台湾と習近平の思惑

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安倍首相の訪米のタイミングに合わせ、トランプ大統領は「一つの中国」を支持すると習近平 国家主席との電話会談で発言しました。

 

揺れる台湾と、トランプ政権の真意とはー。中国の思惑についても注目です。

 

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トランプが「一つの中国」を

アメリカのトランプ大統領はこれまで、「一つの中国」原則に必ずしも縛られるものではないという考えを持っていましたが、安倍総理との日米首脳会談のタイミングで方向性を転換。

 

習近平との電話会談にて、中国と台湾が「一つの中国」に属するという、歴代米大統領が維持してきたスタイルを踏襲することを明らかにしました。

 

1945年に中華民国の統治下に入り、現在でも親日国として知られる台湾。日本からの観光客も多いことで知られていますが、完全に中国の一部となると、気軽に旅行に行ける国ではなくなってしまう可能性も出てきます。

 

そもそも、トランプ氏はなぜこの時期に「一つの中国」を支持すると語ったのでしょうか?そこには大きく2つの狙いと策略がありそうです。

 

揺れる台湾と習近平の思惑

まず一つ目は、トランプ政権による安倍首相への牽制。日米首脳会談では懸念されていた日本批判は出なかったものの、ゴルフ会談では貿易について対応を迫られたかもしれません。

 

「対中強硬路線だけではありませんよ」という姿勢を安倍首相に見せて、貿易赤字問題で日本から譲歩を引き出そうとする。というのは、米商務省が2月7日に発表したアメリカの昨年の(モノの)貿易赤字データによれば、中国がトップで3470億ドルと全体の46%を占めているものの、中国の次に貿易赤字が多いのは日本。

 

つまり、日本政府との貿易を有利に進めるために中国を利用しているという一面もあると思います。「アメリカの出方次第で、日本と中国の関係も変わる」というメッセージです。

 

そして二つ目は、習近平主席と何らかの取引があった可能性。中国としては、安倍総理の訪米時に何としても日本を牽制したい狙いがあったはず。そんな状況の中、トランプ側に「一つの中国」を支持してもらえれば、今後の外交が有利になっていきます。

 

おそらく、「一つの中国を支持するかわりに、関税などで中国との貿易赤字を減少させる」という取引が水面下で動いていたものと思われます。

 

実は、習近平の出身である清華大学には「経済管理学院顧問委員会」という欧米の財閥を中心とした顧問委員会があり、その中には現在のトランプ政権の「大統領戦略政策フォーラム」の議長もいます。

 

また、ゴールドマンサックスの元CEOや米銀行最大手のJPモルガン・チェースのCEOなど、中国に多額の投資を実施しているウォール街の連中も名を連ねています。

 

政治的や軍事的には対立の構図を見せている米中も、国際金融資本が根元から入り込み、金融の分野では綿密な関係性を保っている現状があるのです。

 

台湾が中国の一部となってしまえば日本の安全保障の面でも問題が出てきます。これから日米中がどう動くのかー。今後の展開から目が離せません。

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